今回は、予告した通りメタモンについて紹介します。 基本情報
全国図鑑No.132 分類:へんしんポケモン タイプ:ノーマル 高さ:0.3m 重さ:4.0kg 特性:じゅうなん/かわりもの(隠れ特性
種族値
H48
A48
B48
C48
D48
S48
合計288
概要
名前の由来は恐らく「変態」「変身」を意味するメタモルフォーゼ(Metamorphose)。
紫色(一部ではピンク色、色違いは水色)でスライム状の体を持つ。透明度は低い。
変身能力を持つ数少ないポケモンで、その変身方法は単に相手を見ただけで外見どころか持ち合わせた能力までコピーするというとんでもない眼力の持ち主。見えてないはずの背後や体質までコピーする辺り人とは違う何かが見えているのだろう。
他のポケモンをはじめ非生物や一部の作品では人間にまで変身している。『ウルトラサンムーン』や実写映画『名探偵ピカチュウ』においては人間に変身し、生活圏に入り込むなんてことまでしでかしていた。いずれのケースも喋りこそしなかったがある程度の行動は再現できており、軽いノリで流されていたが実際に考えると相当恐ろしい物がある(実写版ではスマートフォンで文章を入力してメールを送信するシーンがあり、人間の作った機械もある程度は扱えるらしいことが示されている)。もっとも能力を完全コピー出来るということは当然その気になれば喋ることも出来るものと考えられる(人間ではないが、実際にアニメ版ではロケット団のニャースに変身した際には彼と同様喋ることができていた)。つまり姿や形、体質などの能力をコピーするだけではなく「覚えているわざ」やそれ意外にも「人が勉強して得た技能」をもコピーできる。実際ウルトラサンムーンで人に変身した際は料理やマッサージ師としての仕事もやってのけた。その料理の腕前は味付けの趣向が若干変わったという程度。そうなるともはや「わざ」という枠以上に記憶や培ってきた経験まで全て完璧にコピーしているということになる。ただし若干味が変わったという事はメタモン自体の人格(と味の好み?)は残っているらしい。会話自体は出来ないという事になっているが、本気で悪用したら完全に社会が崩壊するレベルの変身能力である。
このように、一見完璧に見える変身能力も笑うと力が抜けて変身が解けるという欠点がある。その他モンスターボールに入った際も基本的には変身が解除される。ちなみにくすぐるやみやぶるといった技があるが特に変身解除効果はない。
また、変身した姿の正確性については本人の記憶に依存するところが大きいようで、記憶が曖昧なまま思い出しながら変身すると曖昧な形になってちょっと違うものになる。後述するが、顔だけメタモンのままだったりする、というのはその最たる例である。
メタモン同士が出会うと、相手とそっくりな形になろうと活発に動く。寝る時は外敵から身を守るため石に変身する。本来はかなり小型のポケモンであるが、変身時は伸縮自在。もちろん重量も変身した対象とおなじになる。質量保存の法則とは一体。
一部のポケモンを除いて様々なポケモンと生殖が可能。
同種掛けあわせてもタマゴが得られない性別不明ポケモンとも生殖が可能。
だけど何故かメタモン同士では子供が生まれない。どういうことなのだろうか。♂同士か♀同士ということになるはずだが何故か子供は生まれている不思議。
もしかするとカタツムリやナメクジのように、1匹で両性の生殖能力を有する雌雄同体なのかもしれない。
ポケパルレ(ポケリフレ)で触ってみると、ほのかに濡れている。見た目通りの軟体動物。やっぱナメクジに近いのか…。
また、メタモンの能力は「相手そっくりに変身する」なので絵面的には自分と事しているという事になる。
ともかく、メタモンの変身能力は遺伝子レベルで変身しているようだ。
なお、変身能力を持つメタモンがいつ発生したポケモンかについては公式からのアンサーはない。しかしながら、『波導の勇者』のアバンで系統樹が登場するが、ミュウ、化石ポケモンと来てメタモンが登場しており、結構古参な種なのではないかと思われる…と言いたいところだが、メタモン以降に登場するポケモンの系統がヒトデマン、ルナトーン、ヤンヤンマとめちゃくちゃであり、最後にホウオウが来ているので正直アテにならない。
ゲーム
ポケ廃御用達 概要の通り♂♀無性別関係なくほとんどのポケモンのタマゴを生むことが可能な事から、タマゴ作りでは必ずと言っていいほどお世話になるポケモン。別名「うむきかい」。 多くは対戦よりもこっちでお世話になっているトレーナーが多い。 個体値遺伝にはもちろんメタモンの個体値にも依存するため、高個体値メタモンを狙っているトレーナーも多い。 めざめるパワー用に「6Vメタモン」だけでなく、「めざパタイプ別のメタモン」の遺伝用メタモンまで集め出した貴方は中々のポケモン廃人です。XYでは隠れ特性のポケモンの卵も作れるようになった。 6Vメタモンの入手は乱数調整が容易なDS版(DPt,HGSS,BW)で捕獲するのが一般的(GBA版(RSE,FRLG)でも出来なくはないがやろうとするとTASの領域となる)。6世代では乱数調整ができなくなったことから非常に需要が高いため、できる人は適当にポケモン交換の弾として持っておくだけでも有用だったりする。 育て屋での活躍とは裏腹にメタモン本体のステータスはオール48とかなり低い上、横並び。 さらに変身後は相手のステータス(HP以外)に依存するのでHP以外の努力値配分に迷う。 また、「スピードパウダー」と「メタルパウダー」という2つの専用アイテムを持っている。 複数の専用アイテムがあるのは、全ポケモン中メタモンだけである。 低すぎる素早さや防御を2倍にしてくれるアイテムだが、変身後には効果がない。 後述の特性「かわりもの」が解禁されたことにより、メタモンのまま行動することが無くなり、普通のアイテムを持たせた方が有用となっており、敵の戦略を探る斥候としての活躍が主になっている。 ただしダブル・トリプル・マルチバトルにおいては味方に変身させる戦術もあり、その場合は専用アイテムを用いることもある。 ポケモンスタジアムシリーズではポケモンの登録時にメタモンを変身させている演出がある。 HPも含めた完璧な変身をこなす凄い奴らである。ちなみにポケモンスタジアム金銀で色違いのメタモンに「へんしん」を使わせると変身した際に色違いになる。一匹で色違いが全部見える。お得である。 BW2 BW2では、場に出るだけで目の前のポケモンに変身するという隠れ特性「かわりもの」が解禁。 これによって長い間舞台裏(育て屋)で頑張っていた彼(彼女)がついに戦場に登場することになった。 変身後でも効果のある「こだわりスカーフ」を持たせ、変身後の素早さ合戦の運ゲーを回避しつつ戦うというのが一般的な戦い方となった。 また、変身後は相手の能力変化もコピーする(以前からの仕様)ので、BW環境での主戦術であった「積んで3タテする」戦法への最高レベルの対抗策となっている。 ちなみに第5世代(BW2)では「かわりもの」の色違いは正規手段では存在しないのでご注意を。 XY XYでは、新システム「メガシンカ」で進化したメガシンカポケモンにさえも変身することが可能である。 そのポケモンと多くの苦楽を共にし、その鍵となるメガストーンを見つけ、強い絆で結ばれた事の証であるメガシンカさえも、メタモンはそんな苦労など意に介さず、ただ当たり前のように目の前のポケモンへ変身し己の力へと変えてしまう……と書けばとてつもない怪物のように思える。 もちろん、これは「へんしん」の仕様なので、当然隠れ特性「かわりもの」メタモンにも適用される。相手のメガシンカポケモンをコピーでき、さらにこちらはもう1匹メガシンカ枠を持つという恐ろしいまでのメガシンカへのメタ性能を誇る。 また、フレンドサファリにて出現するようになり、「かわりもの」の正規色違いが可能となった。 神話級のポケモンに化けたり、絆の証であるメガシンカポケモンへといとも容易く化け、遺伝子レベルで相手をコピーできたりと良く考えるとポケモン界屈指の性能を誇るポケモンであり、何故無機物とまで繁殖できる(しようとする)のか、コイツ自身はどうやって繁殖しているのかなど謎が多いポケモンである。 また、2013年11月5日の5:00から16:30頃までメタモンがWi-Fi対戦やオンライントレードに出すことが出来なくなったことがある。 (これはギルガルドに変身した際に特定の技を使ってもフォルムチェンジしなかったり、相手側の変身時のステータスで固定されるバグが残っていたため) SM/USUM/ピカブイ サン・ムーンでは、野生ポケモンとのバトルに、乱入バトルと呼ばれるシステムが採用された。これは簡単にいえば、戦闘中の野生ポケモンが助けを呼ぶことで、別の野生ポケモンがバトルに乱入することがある、というものである。野生ポケモンが何度も助けを呼ぶことを呼び出し連鎖といい、他のポケモンと同様に、メタモンについても呼び出し連鎖を続けることで、高個体値・色違い・隠れ特性など、レアな個体が出現しやすくなる。 マイナーチェンジ版のウルトラサン・ウルトラムーンでは、コニコシティ周辺で人間に変身している5匹のメタモンを探し出しバトルを挑む、「メタモン5」というイベントが追加された。倒してしまってもイベントの進行に支障はないが、これらのメタモンは、性格や一部の個体値が孵化厳選に役立つように設定されているため、可能な限り捕まえておくとよいだろう。 ピカブイでは、初代準拠のため、タマゴ自体が存在せず、育て屋にもポケモンを1匹しか預けることができない。しかしながら、育て屋の内部には、なぜかメタモンの人形が置かれていた。 剣盾 孵化用員としての役割を買われてか、リストラを免れ、無事続投している。 野生の個体はワイルドエリアの最深部にあるげきりんの湖にのみ生息している。一帯は高レベルのポケモンが多数跋扈する危険地帯であり、メタモンのレベルも相応に高いため注意が必要。 マックスレイドバトルのレイドボスにも選ばれている。 出現する場所は、ストーンズ原野東側の橋の下付近(巨人の鏡池との境界近く)にある、周囲を草むらに囲まれた巣穴。レア枠なので出現率は低いが、この巣穴のレア枠はメタモンしか出てこないため、ねがいのかたまりを投げ込んで太い紫の柱が出現したらメタモンで確定となる。 また、一時期はピックアップレイドの対象になったこともあった。最高ランクの★5ともなれば、最低でも5V以上の個体値保証がなされているため、多くのトレーナーが血眼になってメタモンレイドを周回したことだろう。運よく6Vが出たら儲けもんである。 それ以降も、オンラインでは発売開始直後からメタモンレイドが相当な人気を誇っており、現在でもSNS上などではメタモンレイドの募集や6Vメタモンの配布・交換の呼びかけが活発に行われている。 今日も世界中で大量のメタモンが廃人たちに狩られていることだろう…。 シングルのランクバトルにおいては、シーズン1で1位のパーティにメタモンが採用されていた。(参考リンク) ガラルマタドガスの新特性かがくへんかガスにかわりものが無効化されるため、HD振りが推奨されている。 そして禁止級伝説ポケモンを1体だけ入れることが可能になった竜王戦2020予選、シリーズ8ルールにおいて、メタモンの使用率は一気に跳ね上がった。 相手の禁止級にコピーすることができれば、実質2体の禁止級を使えることと同義になるのである。
以上です。